鼻は天然のマスクです


〜お子さんは、鼻から呼吸できていますか?〜


鼻までしっかりマスクをした状態で
長時間過ごしていると
鼻呼吸だけでは苦しくなり
知らず知らずのうちに
口呼吸になっていることがあります


小さな子どもの場合は、
通常でも口呼吸の割合が大きいため
マスクをしている時には
「ずっと口呼吸になっている」かもしれません。

「鼻呼吸は最大のウイルス防御の方法」


「鼻」は、命の入口ともいえる重要な器官。
ウイルスを防ぐ、さまざまな関門が備わっています。

<フィルター効果>

鼻毛でウイルスや大きめのほこりは
ブロックされます。

また、粘膜からはネバネバした粘液が出て
空気中の細菌やウイルス、ホコリを捕らえ、
吸着、除去しています。

<殺菌効果:副鼻腔>

副鼻腔では常時、一酸化窒素が産生されています。

一酸化窒素には殺菌作用があるため、
気道を清浄に保ち、病原菌などから体を守ってくれます

<加温・加湿効果>

どんなに乾いた冷たい空気を吸い込んでも、
鼻の中に張り巡らされた毛細血管によって、
喉の奥にくる頃には体温近くまで温度が上昇します。

また、湿度も80~85%に上昇します。
このため、"ウイルスにとって生存しにくい環境"になります。

<免疫機能>

鼻の奥には咽頭扁桃(アデノイド)が存在し、
鼻道を通った空気は、アデノイドに触れて体内に取り込まれます。

アデノイドはいわゆる扁桃腺の一つで
免疫機能を担っています。

アデノイドで捕らえられた細菌やウィルスに対し、
免疫応答が起こり、不活化、死滅されます。


口呼吸の場合

口は本来、摂食、咀嚼する器官であり、
呼吸する器官ではないため
鼻のようなフィルター機能がありません。


そのため口呼吸では、空気中の微生物やチリなど、
マスクを通過した空気を体内に
そのままダイレクトに
取り込むことになります。


口呼吸をしていると
風邪をひきやすい、インフルエンザに罹りやすい
と言われる理由がここにあります。


そのほかにも、たくさんの
デメリットが懸念されています。

口腔乾燥症(ドライマウス)
歯周病・虫歯の進行
花粉症やアレルギーの発症
歯並びの悪化
口腔周辺の筋力の低下

「人間は、ただ呼吸するだけでウイルスを殺すメカニズムを持つ」

小さな子どもに

鼻のすばらしい役割

を伝えて、

鼻で呼吸すること

を意識させてあげてください